小規模大学の日本文化大学の強みとは

【日本文化大学の定員と学生数】

日本文化大学は法学部のみの単科大学で、トータルの収容定員は800名です。実際に大学に在籍している学生数は870名(2019年5月時点)で、日本全国の大学の中では555位となっています。文部科学省が発表した「平成30年度学校基本調査」によれば国内にある大学の総数は782校(国公立大学179校・私立大学603校)で、在籍している学生数は2,023,554名です。 1校あたりに在籍している学生数の平均は3,355名なので、日本文化大学は小規模校であるといえます。日本文化大学では1学年あたり平均217名が在籍しているので、中学校や高校に当てはめると5クラスほどの規模ということになります。ちなみに日本で1番学生数が多い大学は日本大学(67,353名)で、2番目に多いのが早稲田大学(39,573名)です。


【単科大学のメリットとは】

日本には在籍している学生数が数万人規模のマンモス大学もあれば、日本文化大学のように千人に満たない小規模な大学もたくさんあります。小規模の単価大学はマンモス校と比べて知名度が低いというデメリットがありますが、多くのメリットも存在します。
小規模の単科大学には設置されている学部が1つしか設置されていませんが、学部内で多くのコースが設けられているという特徴があります。入学時は全員が同じ1つの学科に配属されますが、進級時にそれぞれのコースを選ぶことになります。総合大学では入学の学部・学科ごとに専門コースが決められており、入学後に変更することができません。入学後になって別の学科に変更したい場合は、退学してから最初から入学する必要があります。これに対して学部・学科数の少ない大学であれば、入学して基本的な内容をある程度学習した後で自分に合ったコースを自由に選ぶことができるという利点があります。単科大学は入学後に自分が希望する分野を選ぶことができるので、自由度が高いといえるでしょう。


【小規模校の強みとは】

日本文化大学は単科大学の中でも学生数が少ない大学のひとつで、中学校や高校と同じくらいの小規模校です。小規模校は大規模校と比べてサークルやクラブの選択肢が少ないというデメリットがありますが、質の高い教育が受けられるというメリットがあります。
一般的に規模が大きな大学は教員と学生の関係が希薄で、きめ細かな指導が受けにくいというデメリットがあります。私立のマンモス校では、ゼミに参加しない限り教員と顔見知りになることがない、というケースもあるほどです。これに対して日本文化大学は教員と学生の距離が近いので、きめ細かな指導が受けられます。


【学生同士の交流が活発になりやすい】

日本文化大学は在籍者数が少ないため、必然的に他の学生と親しくなりやすい環境が整っています。大規模な総合大学は授業の数が多いので、個々の学生同士が授業や課外活動で顔を合わせる機会が少なくなります。これに対して日本文化大学は授業や課外活動で同じ学生と会う機会が増えるため、学生同士が親しくなりやすいというメリットがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です