警察官と言えば、武道をしているイメージが強いです。
特に、剣道と柔道をしている姿を連想しやすいと思います。
別にそうした決まりはないと思いますが、ドラマや漫画にて、
警察官がそうした武道をしている姿はよく見かけたと思います。
警察官が武道をするのは、歴史的な背景が強いからかもしれません。
明治頃の警察組織がどういったものか分かりませんが、
少なくとも戦う術は学んでいたと思います。
銃術も習っていたと思いますが、弾薬には限りがありますので、
棒っキレがあれば戦える剣道や、徒手空拳でも戦える柔術が
警察組織のスタンダードになったのかもしれません。
なお、空手は琉球発祥の武術であまり本国に浸透しておらず、
相撲は体重がモノを言う神事でもありますので、
剣道と柔道の二種が広まったのかもしれません。
ちなみに、合気道は昭和頃に生まれました。
剣道と柔道ですが、プロが居ないことで知られています。
正確には、その職業で食べている人がほとんど居ないことを意味します。
街には剣道道場がありますが、あれらの多くがボランティアです。
無料で利用しているところが多く、
徴収するにしても、体育館のレンタル代くらいです。
プロのコーチを雇って学ぶことはほとんどしません。
それゆえ、剣道や柔道の大人の部の全国大会では、
現役の「警察官」や「教師」の方がほとんどを占めています。
厳密には全く違いますが、
警察官を養成する大学である日本文化大学では剣道部と柔道部、
そして、弓道部に力を入れています。
剣道部には100名、そして、柔道部には50名を超える部員がおり、
日本文化大学の最大級の部活として学生たちが日夜修練に励んでいます。
また、弓道部の部員は、大学に入って初めて弓に触る方が多いですが、
高校で弓道場があるところはほとんどありませんので、
むしろそうした方が普通なのかもしれませんね。
筆者の高校の弓道部は関東大会の常連でしたが、校内に弓道場はなく、
弓を引くなら自転車で30分先の市運営の道場に行く必要がありました。
日本文化大学は学内に専用の弓道場がありますので、練習し放題と言えます。
もっとも、弓道部も部員が多いので、順番待ちは必要ですね。
サークルですが、日本文化大学には他にも、
少林寺拳法やゴルフ、ダンス、サッカーなどもあります。
文化系もあり、クラブ活動は盛んに行われているみたいです。