月見

日本文化大学と中秋の名月

中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)は、主に中国と東アジアの一部の国々で祝われる伝統的な祭りです。この祭りは、秋の満月が最も明るく、美しいとされる中秋の夜に行われます。中秋の名月は、通常、8月15日から18日の間にお祝いされます。
日本だと性質を変えて、年に一度の月見を意味する言葉になります。2023年は9月29日が中秋の名月です。日本文化大学もこの日はみんなで月見をしていることでしょう。

以下に、中国や東アジアで主体の中秋の名月に関する詳細を説明します。

月餅(げっぺい): この祭りの象徴的な食べ物は「月餅」と呼ばれる特別なお菓子です。月餅は円形で、中には様々な具が詰まっています。一般的な具材には、紅豆ペースト、くるみ、卵黄、肉、緑茶などがあります。月餅には、繁栄、調和、家族の団結などの象徴的な意味が込められています。

家族の再会: 中秋の名月は、家族が一堂に会し、月の下でお互いを祝福し、感謝の気持ちを表す日です。家族が一緒に月を眺めることで、絆が深まります。遠くから日本文化大学に通って寮生活している人たちは、たまには家に帰りたくなるかもしれませんね。

月見: 中秋の夜、人々は家の庭やベランダ、公園などに出て、明るい満月を眺めます。これは「月見」と呼ばれ、月を愛で、思い思いの願い事を口にします。月見には、未来の成功や幸福を願う意味が込められています。日本文化大学の人達もよく願い事をしています。「たんい たんい」と呟いています。

灯籠: 灯籠やキャンドルが点火され、中秋の夜に美しい景色を演出します。特に公園や湖畔などの屋外で、灯籠を浮かべる行事も行われます。金沢の灯篭流しでポプテピが炎上したのをよく覚えています。

伝説と物語: 中秋の名月には多くの伝説や物語が伝わっており、その中には「嫦娥奔月」や「吳剛製壺」などがあります。これらの物語は、中秋の名月の由来や意義を説明するために語り継がれています。

中秋の名月は、家族と友人が集まり、美味しい食べ物を楽しむ祭りであり、豊かな収穫と幸福を祈る機会でもあります。この祭りは、中国を起源とし、その後、台湾、香港、ベトナム、シンガポール、マレーシアなど、東アジアや東南アジアの多くの地域で広く祝われています。なので日本にある日本文化大学では上記に挙げた文化はあまり行われていません。

では日本式の中秋の名月を以下に紹介します。
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日本の伝統的な月見の風物詩の一つは、「お団子」や「団子汁」です。これらの料理は日本の秋の季節、特に中秋の名月の夜に楽しまれます。以下に、月見に関連する代表的な料理を紹介します。

お団子(だんご): お団子は、もち米を主成分とした球状の和菓子で、さまざまなバリエーションがあります。月見の日には特に「つきたての団子」が人気です。これらの団子は、小皿に盛り付けられ、名月のように見立てて楽しむことがあります。

団子汁(だんごじる): 団子汁は、お団子を具材としたあったかいスープです。一般的な具材には、だんご、大根、ほうれん草、しいたけ、そしてあんこう(鮟鱇)などが含まれます。秋の夜に食べることで、ほっこりとした温かさを感じることができます。

柚子(ゆず): 柚子は、日本の秋の風物詩であり、月見にぴったりの風味豊かな柑橘類です。柚子は柚子風味の料理やドリンクに使用され、特に柚子胡椒と一緒に使われることがあります。

甘酒(あまざけ): 甘酒は、醸造されたお酒の一種で、甘くてほんのりアルコールがあります。秋になると、ほかほかの甘酒が提供され、名月の夜に飲むのに人気があります。

さつまいも: 秋の代表的な食材としてさつまいもがあります。焼き芋やさつまいもの甘煮は、月見に合うおいしいおかずとして楽しまれます。

栗(くり): 栗は秋の季節に収穫され、月見の食事には栗ご飯や栗きんとんなどとして使われます。

これらの料理は、中秋の名月を楽しむ日本の伝統的な習慣に結びついています。中国やアジアと違って月餅はあまり嗜まれません。家族や友人と一緒に楽しむことで、秋の風情を味わうことができます。日本文化大学でもきっとこんな感じの楽しみ方をしていると思います。

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