日本文化大学の魅力は実学と伝統にあり!

東京都八王子市に本部を置く日本文化大学は、1978年に設立された単科大学です。しかしその歴史は長く、室町時代に設立された学塾「柏樹書院」にまで遡るなど、国内屈指の伝統で知られています。日本文化大学の創設者は柏樹書院第24代当主蜷川親繼であり、その後、法学部法学科の単科大学として名を馳せるようになりました。日々の学びに日本文化や伝統を積極的に取り入れており、日本文化史や茶道を必修科目とするなど、日本文化大学独自の取り組みが魅力です。法学部のみの単科大学らしく、公務員や警察官への就職希望者が多くなっています。そのため法律に関する討論会などの法学講義を充実させた他、外部の予備校と提携しての公務員・警察学・犯罪心理学などの講座を設けており就職支援サポートにも積極的など、学生視点にたったカリキュラムが評判を集めています。また小規模な単科大学という特徴を最大限に活用した少人数学級を採用しており、クラス担任制を採用した独自の講義体制は他の大学にはあまり見られません。平均10人前後の講義なので、ひとりひとりの学生に目が届くことに加えて、学問を探求すると同時に就職活動における悩みや相談などにも対応しやすくなっていて、議論しながら知識を身につけていくため実社会に通用しやすいのも魅力です。このような特徴は、日本文化大学が選ばれる理由になっており、社会の変化に合わせた様々な取り組みが期待されています。

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日本文化大学の特徴である伝統と実学の精神を探っていくと柏樹書院にたどり着きます。室町時代に創設された柏樹書院は、現代における歴史・政治・法律である「有職故実」を学ぶために創設された学塾であり、特に第22代当主である蜷川式胤(1835~1882年)は、明治時代に近代的な法律草案作成に貢献するとともに日本文化の海外紹介に務めました。氏の様々な貢献が知られていますが、1871年の民法編纂のための会議でのフランス民法典の翻訳に参加しています。その一方で日本文化保存のための様々な取り組みに力を入れており、旧江戸城の写真記録「旧江戸城写真帖」を写真家横山松三郎と絵師高橋由一とともに作製するなど、往年の姿を確認できる一級の資料として高く評価されました。現在の東京国立博物館につながる日本初の博覧会の開催、さらに古代から伝わる様々な文化財の調査のために旧士族である華族や正倉院の宝物を調査、さらに個人では陶器を収集しており第1~5にわたり「観古図説陶器之部」を刊行するなど、日本の文化保存に貢献しています。日本文化大学の建学は、第二次大戦の敗北がきっかけとなりました。戦後のGHQ手動の改革により、日本が持つ文化伝統が失われるのを危惧した第24代蜷川親繼が創設のための準備を開始、1976年の施設竣工を経て開学に至ります。日本文化大学は創設されてから若いですが、その内実を探っていくと室町時代にまでさかのぼります。この600年にわたって継承されてきた有職故実を現代に形にしたのが、日本文化大学の魅力といえるでしょう。

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