警察官への就職率が高い日本文化大学
日本文化大学は八王子市にキャンパスがある私立大学で
学部は法学部法学科のみの単科大学です。
選択肢がないので、法学部に進みたい人だけが受験する大学
といっても過言ではないのですが、日本文化大学は警察官への
就職率が高いなどの理由から学部に関係なく
警察官を目指したい志望者が受験するケースが多いようです。
そのため警察官を目指す人の中には進学先で
日本文化大学を選択するケースが多いわけです。
大学の受験のときに将来自分が何を目指しているのか
これを持っている人と漠然と大学に進学してから
社会人になったときのことを考える人など、それぞれ異なります。
大学の部活動に専念しすぎて勉強が遅れてしまったり
高校時代に色々と強制されていた反動から
解放的なキャンパスライフをエンジョイし過ぎて
単位が足りなくなってしまったり、
遊んでばかりいるなどのケースも多いといえましょう。
その点、警察官になりたいといった一つの夢を持つ日本文化大学に
入学する人は目標があるなどからもそれに向かった
学生生活を送ることになります。
日本文化大学の就職先の多くは公務員
法学部法学科などからも日本文化大学は法律に関係する
仕事に就きたい学生さんは多いのではないでしょうか。
弁護士や司法書士などのような法律の専門家を目指すことも
できるわけですが、日本文化大学は公務員を目指す人が多く
その中でも多いのが警察官です。
警察官は都道府県警に勤務する地方公務員や警察庁に勤務する
国家公務員の2つに分類されることをご存じでしょうか。
地方公務員とは、都道府県や市町村などの地方自治体で働く
公務員で日本の公務員の約80%を占めます。
一方、国家公務員は国家運営に関連した業務を行う公務員で
省庁などの国家総合職や一般職が全体の約9.9%で
大臣・裁判官・防衛省職員などが全体の約10.1%の割合です。
日本文化大学に入学して将来公務員を目指したいと考えたときは
地方公務員を目指すのかそれとも国家公務員を目指すのか
ある程度進路を考えておく必要がありますし
警察官においても同じことがいえます。
卒業してもすぐに警察官になれるわけではない
日本文化大学は警察官の就職率が高い私立大学でも有名ですが
日本文化大学を卒業すると同時に
警察官の資格を得られるわけではありません。
警察官採用試験に合格することが前提条件で
各警察本部が独自に実施している試験を受験する必要があります。
ちなみに、各警察本部はそれぞれ試験区分および
受験資格が異なるので日本文化大学に入学して警察官を
目指そうと考える人はそれをしっかり理解すること大切です。
試験区分や受験資格について
試験区分は、Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類の3種類があり
Ⅰ類は大卒程度の学力、Ⅱ類は短大卒業程度の学力
Ⅲ類は高校卒業程度の学力がそれぞれ受験資格に含まれます。
日本文化大学を卒業すると
この3つの試験区分は全て満たすことになります。
“程度”ですので別に大卒の資格が必要という訳ではありません。
大卒がⅢ類を受験してもいいのです。