日本文化大学を受験する学生さんの多くは警察官志望者
日本文化大学は、東京都八王子市片倉町にキャンパスを置いている私立大学です。日本文化大学の知名度はそれほど高い大学ではないけれども公務員の就職率が高めで、特に警察官の就職率が高いなどからも入学する学生さんの多くは警察官志望者が多いようです。 ネットの知恵袋などでも日本文化大学について質問されている人がいるようで、当大学と城西大学の場合、埼玉県警や神奈川県警および警視庁などに入りやすい大学はどこになるのか、このような質問をされている人もいます。この質問に対するベストアンサーは、一番入りやすいのは採用人数が最も多い警視庁、その次に入りやすいのは大阪府警などのような回答をしています。大学としては、国士舘大学・日本大学・東海大学などが主流になっているけれど、日本文化大学は大学ランキングの中では第8位(2011年度の場合)で、前年度は56名が採用されたなどの実績を持ちます。城西大学においてはベストテンにも入っていないなどの理由から、質問の回答は日本文化大学の法学部が有利、このような回答をされていました。
警察官志望者を中心に入学する学生を集めるビジネスモデルがある
日本文化大学は、警察官を志望する受験生のためのAO入試や警察学・犯罪心理学などの特殊な講座を用意していて、就職に有利な取り組みが行われているのが特徴です。前学長は大森義夫氏になるのですが、前学長は鳥取県警の本部長や警視庁公安部長、内閣情報調査室長などの警察官僚の経験者です。学長が変わっても公務員に対する就職率の高さは大学のアピールにもなる部分ですし、知名度がそれほど高い私立大学ではないため警察官といったキーワードに特化した大学であることを前面に出している傾向が高めです。
日本文化大学は公務員以外の就職率も高い
日本文化大学の定員は少ない設定になっていて、4学年全体でも1,000名程度です。一般的な大学の在校生の数が3,000名などを考えると、かなり少ない人数になっていることが分かるのではないでしょうか。大学に入学しても、他にやりたいことが見つかったなどの理由で退学される学生さんも多いかと思われますが、日本文化大学の退学率は1割以下などの報告もあり退学率の割合は非常に少ない大学と考えることができます。就職先は公務員が多いといわれているけれども、日本文化大学は法学部法学科のみの単科大学であり、法律を学ぶことができるなどの理由から弁護士・司法書士などを目指す学生さんも少なくありませんし、就職率の割合は多いとはいえないけれども法律事務所に就職される学生さんも少なくありません。なお、警視庁は入りやすいなどのようにいわれているけれど、これは採用人数が多いことが理由になっているだけで実際には入りやすさはそれほど高いものではない、むしろ警視庁は難しいとの見解も存在します。そのため、就職率は高いけれども就職先をしっかり見極めておくことが大切なのではないでしょうか。