日本文化大学が剣道の楽しさを伝えます

7月30日(日)の日本文化大学のオープンキャンパスには参加しましたか?
9時30分から15時まで色々なイベントがキャンパス内の各地で開催されていました。
蜷川会館、2号館、4号館、5号館(五常館)、メディアセンターなど、
色々な場所で色々なことをしていたそうです。
そして今回の日本文化大学のオープンキャンパスで気になるイベントがありました。
それは部・サークルの体験会です。
第一弾として剣道部が「剣道の楽しさ」を伝えたそうです。

むしろ今回の日本文化大学のオープンキャンパスは4回目なのですが、
前の3回はやらなかったのでしょうか?
もしかしたら運動部は試合があって、
それどころでは無かったのかもしれませんね。
その時間帯ですが、10時30分から12時までの1時間半、
および13時から13時30分までの30分の計2時間分が用意されていました。
持ち物は汗拭き用タオルで良いみたいです。
手ぬぐいでなくても大丈夫とのこと。
流石にオープンキャンパスに来たのに、
出稽古用の防具一式を持ち歩くのは大変ですよね。

さて、「剣道の楽しさ」を説明するのは難しいです。
と言うより、これはスポーツ全般に言えるかもしれません。
野球に全く興味の無い人に「実際に野球をやらせる楽しさ」を分からせるのは、
なかなか大変でしょう。
見せる分には伝えやすいかもしれませんが、
実際にやらせるとなると、疲労による苦労の方が上回ってしまうかもしれません。
一体どのように日本文化大学の剣道部は「剣道の楽しさ」を伝えたのでしょうか?

「剣道の楽しさ」というか醍醐味を筆者なりに考えるとしたら、
「何かを叩く」のはかなりの快感になるのではないでしょうか?
テレビゲームでも、敵を剣でスパスパ倒すのはかなりの快感だと思います。
また、剣道は基本的に寸止めをしません。
居合道は相手を切りつけることは一切なく、
空手も寸止めですよね(フルコンタクト空手は当てます)。
「当てた」という衝撃が直に伝わりますので、
手ごたえというものを非常に感じやすいのです。

そしてこの衝撃はストレス解消になります。
バッティングセンターのように、
何かの手ごたえを感じる競技はかなり多いのではないでしょうか?
ボウリングはあまり衝撃を感じませんが、卓球、テニス、サッカー、
バスケ、バレーボールなど、手ごたえを感じるスポーツは非常に多いです。
中にはマラソンのように衝撃を感じないスポーツもありますが、
これはアドレナリンが分泌されるので、
それに病み付きになっている方が多そうですね。
ともかく、日本文化大学の剣道部はそうした手ごたえがある楽しさを
オープンキャンパスで伝えたと思いますよ。

しかし、本当にオープンキャンパスの場に適しているかはちょっと疑問です。
何故なら、剣道は本来、稽古着を着てやる武道です。
最低でもジャージや体操服で臨みたいところです。
しかし、日本文化大学のオープンキャンパスに来る方は学校の制服、
もしくは私服です。
私服に関しても、そこまでラフな格好ではないと思います。
そもそも、これから説明会などがあるのに、汗だくになってはマズイです。
日本文化大学の剣道部が剣道の楽しさを伝えますが、
もしかしたら来訪してくれた生徒さんには、
あまり剣を握らせないのかもしれませんね。
やらせるとしても、ひとり一打程度ではないでしょうか?

剣道は他の競技と大きく異なる部分があります。
それはシャウトです。
あれほど高音で叫ぶスポーツは他にないでしょう。
卓球とかだと「シャーっ!!」と叫んでいますが、
あれはただ単に喜んでいるだけです。
剣道の叫び・・・というか掛け声は威嚇としての意味合いが強いです。
学説によると、ああした気合は自分を鼓舞するためとも解釈されています。
ともかく、実際に剣道場に赴いて掛かり稽古の場面に遭遇すれば、
竹刀を打ち合う音と踏み込みの音と叫び声で非常に喧しいと思われます。

吹奏楽部の練習風景と双璧を為す音量ではないでしょうか?
実際に剣道をしている方は面をかぶっているため音をある程度遮断していますが、
そうでないと鼓膜が破けるほどの五月蠅さになります。
剣道部の見学は、そういった面で不利かもしれませんね。
ただしそれは見学者の立場の場合です。
叫ぶことはカラオケのようにストレス解消になります。
ストレス解消として剣道部に所属している方は多いのではないでしょうか?
もしかしたら、日本文化大学のオープンキャンパスにて、
そういった気合の出し方を指導してくれるかもしれませんね。

剣道部の二大悩みごとは、暑さと臭いです。
まずニオイから説明しますが、本当にヤバイくらい汗臭いです。
慣れればどうってことないですが、慣れていないと、気絶してしまうかもしれません。
筆者は小中の9年間は剣道漬けでしたので、このニオイは普通に慣れたものです。
むしろ朝練して汗だくになって、そのまま授業に出ていました。
それでも誰ひとりニオイを気にする同級生は居ませんでした。
しかしコレは子供だからという一言で解決されてしまうかもしれません。
逆に言えば、大学生には厳しいと考えます。

と言うのも、ワキガ(アポクリン汗腺の活発化)は二次性徴を過ぎたあたりになります。
中学から高校に上がっていく内にどんどんワキガは進行していき、
大学生ともなればかなり強烈なニオイを発するようになるのではないでしょうか?
日本文化大学の剣道部がどれほど汗臭いか分かりませんが、
このニオイに慣れていない方は、不用意に近づかない方が得策と言えます。

それと、日本文化大学の剣道部員がどのように汗臭さ対策をしているかは、
かなり気になるところです。
少なくともスプレー式消臭剤で何とかなる世界ではありません。
シャワールームがあるかは絶対に確認したいところです。
使用済みの剣道着をどのように扱っているかも気になります。
ちなみに筆者は毎回持ち帰って洗っていましたが、
同級生は剣道場にその場で干しているだけでした。
ファブリーズでシュッシュしていましたよ。
日本文化大学の学生に限らず、誰しもニオイは気になるところなので、
そうした衛生環境もオープンキャンパスでしっかりと聞きだしましょう。

暑さ対策も重要です。
ここ十数年の日本は非常に暑く、
筆者の小中時代とは比べるまでもなく暑くなりました。
筆者の母校の中学校の道場には、
クーラーが設置されるようになり、筆者は驚きを隠せません。
最早、窓を開けて扇風機を付ける程度では
どうしようも無いほどの暑さになっていると言えます。
筆者の時代は稽古中に熱中症で倒れた方は居ませんが
(打たれて倒れたことは日常茶飯事)、
今の時代は本当に暑さでダウンしてしまうでしょう。
日本文化大学もそのあたりしっかりと対策をしていると思われます。
室内競技になりますので、
クーラーと扇風機をしっかりと完備しているのではないでしょうか?
日本文化大学に入学して剣道部に入るのなら、
真夏のオープンキャンパスは必須ですよ。
だからこそ、日本文化大学はこの時期に
剣道部の体験会を開いたのだと思います。

さて、第一弾は剣道部でした。
第二弾は別の部活動・サークルになると思われます。
柔道部、弓道部あたりは鉄板でしょう。
真夏の柔道部もかなり地獄なので、
8月11日、8月19日の日本文化大学の
オープンキャンパスでしっかりと確認しましょう。
その日、部活動・サークル体験会をやっていなくても、
個人で直接、道場を見て回るのも良いですよ。
次もきっとタオルは必須なので、お忘れずに。

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