日本文化大学のバリアフリーをチェック

特定の職業は体力検査と肉体検査を課すことがあります。
分かりやすい例が宇宙飛行士でしょう。
宇宙空間には病院がありませんので、
健康な方しか行けない決まりがあります。
また、体格が小さい方のほうが有利なこともあります。
スペースを余分に取りませんので、
チビな方が宇宙飛行士に選ばれやすいと言われています。

ほか、警察官になるにも体力検査と肉体検査があるのは有名な話です。
と言ってもそこまで難易度は高くなく、高校生の平均以上および、
ある程度の身長があればクリアされることが多いでしょう。
では逆に、体力検査と肉体検査で落とされるのは
どういったケースでしょうか。
車椅子で自ら自走することが出来ない場合だと、
警察官になれないかもしれませんね。
全盲の方も難しいと考えます。

話は変わって、
日本文化大学は警察官を目指す方が多数集まる大学です。
そして学生の多くが肉体的に健康な方が多いです。
車椅子を利用して通う学生はほとんど居ないのではないでしょうか?
日本文化大学は一般企業へ就職する方もかなり居ますので、
自分の足で歩けない方でも
日本文化大学で必要な学問を修めることは可能です。
ただし、日本文化大学は若い学生をメインにした施設になりますので、
バリアフリーがどこまで充実しているかが謎です。
秋に出来る新校舎でしたらエレベーターくらいは完備されていますので、
車椅子の方でも普通に学ぶことが出来ると思います。
しかし、茶室での授業は段差がありますので、這って進む必要があるかもしれません。

とりあえず、日本文化大学はバリアフリーにもしっかりと気を配っていると思います。
メディアセンターの入口には階段が目立ちますが、
きっとどこかに車椅子用の通路があると信じています。
日本文化大学の敷地内は坂による勾配が激しいですが、
通路においての段差は少ないので、車椅子の方でも通いやすいと思いますよ。
しかし、筆者は別のところで問題が発生してしまうことを危惧しています。
それは高所恐怖症です。
高所恐怖症の度合いにもランクはありますが、
とりあえず日本文化大学の新校舎は非常に見晴らしが良いです。
階段も今流行りのスケルトン階段で、隙間から下を覗き放題です。
足を踏み外すと、間違って落ちてしまうかもしれません。
身体の縦幅が10cmを下回るスリム体型の方はご注意ください。
そして教室は本当に見晴らしが良いです。
壁となる部分はほぼなく、全面が窓枠になっています。
高所恐怖症の方は窓枠に近付けないかもしれません。
教室だけでなく、ラウンジも見晴らしが良いですし、
中央あたりのフロアは吹き抜けになっています。
日本文化大学は高所恐怖症の方に対してどのように対処するのか、
非常に気になるところです。

アレルギー対策はどうでしょうか?
車椅子や高所恐怖症に比べれば、アレルギーで悩む方は非常に多いと思います。
そしてアレルギーにも色々な種類があります。
小麦、蕎麦、卵、牛乳以外にも、色々な種類のアレルギーが存在します。
最早すべての物質にアレルギー症状が発生すると思った方が良いかもしれません。
日本文化大学は必修の授業で茶儀(茶道)があり、それにはお茶菓子が登場します。
アレルギーの学生には、そのアレルギーが含まれないお茶菓子が出されると思いますよ。
余談ですが、お茶はアレルギーの改善に良いとも言われています。
何回か日本文化大学の茶儀を受けることで、アレルギーの症状が治まると良いですよね。
あと、アレルギーではありませんが、シックハウス症候群で悩む方は非常に多いです。
特にホルムアルデヒドは新築の物件で発生しやすいものですが、
日本文化大学の新校舎はそのあたり抜かりないと思います。
使用する建材もF☆☆☆以上がほとんどではないでしょうか。
日本文化大学は学生が過ごしやすい環境作りに力を入れていますので、
シックハウスで悩む方もきっと安心して通えると思いますよ。

花粉症もまた都市部の人間を悩ませるもののひとつです。
スギの自生地でスギ花粉に悩む方が少ないのは、
土の地面が多いからと言われています。
地面は割と湿っていますので、花粉が地面に付いたら、
そのまま吸着してしまうことが多いのです。
逆に都市部のアスファルトはそうした吸着現象が起きません。
それゆえ、二度も三度も四度も五度も、
エンドレスで花粉は舞い続けます。
花粉が舞う機会が非常に多いので、都市部で花粉症に悩む方が多いのです。
では日本文化大学はどうでしょうか。
八王子市なので、それなりに道路は多そうです。
片倉城址公園などの自然は多いですが、
やはり都市部特有のアスファルトが多い地域だと言えそうです。
日本文化大学に通学する途中は、
花粉でクチュンクチュンしてしまうかもしれませんね。
その代わり室内はかなり快適な筈です。
最新式のクリーン空気交換機を導入している筈なので、
花粉を大幅にシャットアウトしています。
2010年に建造した体育館で標準装備していますので、
きっと2017年秋にOPENを迎える新校舎にも
同様の設備が備わっていると思いますよ。

話は飛びますが、伊勢神宮の北側にはおかげ横丁があります。
そしてそこは当時の文化に合わせた造りになっています。
使用している文字は全て日本語オンリーであり、
英語による標識はどこにもないと言われています。
雰囲気を大事にしているからこそ、
時代に合わないものを全て取っ払っているのです。
では、日本文化大学はどうでしょうか。
日本文化大学には英語による標識はあるのでしょうか。
推測ですが、英語による表記は無いと思われます。
それはやはり、日本で働くことを前提としている大学だからかもしれません。
あまり知られていませんが、
日本文化大学の一般推薦入試は国語の口頭試験があります。
すなわち、日本語を十全に扱えないと合格することが出来ないのです。
日本文化大学には留学生枠がありませんので、
日本語をパーフェクトに扱えないと門を敲くことも出来ないと考えられます。
これが外国語大学でしたら、それなりに英語による標識が多くなると思いますが、
将来日本を主体にして働く場合は、そうした措置は不要と言えるのではないでしょうか。
だからと言って、英語が完全に不要という訳ではありません。
警察官として働くには、英語のスピーキングとヒアリングは必須で、
日本文化大学は選択授業にて「英会話」を用意しています。
その他、TOEIC講座も用意しており、
日本文化大学は色々と英語の勉強がしやすい大学になります。

誰にとっても過ごしやすい建物を作るのは難しいです。
日本文化大学は普通の人間のサイズで作られている建物なので、
巨人が授業を受けることができません。
また、新校舎は陽光をたくさん取り入れている造りになっており、
夜間の部もありませんので、吸血鬼の方は授業に出ることが出来ないでしょう。
近くに川も湖もプールもありませんので、河童も過ごしにくそうです。
そして授業はすべて日本語で進行しますので、宇宙人にも難しいと言えます。
ただし、そうした方が日本文化大学を受験することは皆無でしょう。
ありえない方を対象としたバリアフリー対応は、コストの無駄遣いと言えます。
車椅子の方やアレルギー持ちの方には
しっかりと日本文化大学は対応できるようにしていますが、
妖怪に対しては完全スルーだと思いますよ。
ところで犬が迷い込んで来たらどうなるのでしょうか?
大型犬でしたら、自動ドアは普通に反応してしまいそうです。
犬や猫くらいはバリアできるようにしないといけなかったかもしれませんね。

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